現代っ子センター夏のこども絵画展2006〔宮崎-葫芦島(ころとう)市文化交流フォーラム&絵画展〕:今日はフォーラム:「幼児・児童の絵画と中国の子どもの墨絵」が開かれました
[日時] 7月1日(土) 午後4時から5時
[会場] 宮崎県立美術館2階「県民ギャラリー」〔宮崎市舟塚3丁目210番地、電話0985-20-3792〕
[出演者(敬称略)] 石川千佳子(宮崎大学教育文化学部助教授)、菊池義男(NPO宮崎市日中友好協会・副理事長)、 廉谷(かどや)卓実(宮崎市立生目南中3年生)、斉田優花(宮崎市立住吉中3年生)
[司会]藤野忠利(現代っ子センター・主宰)
[主催] 日中文化交流美術協会(代表:西村嘉英)
[協力] 現代っ子センター
●関連事項
展覧会場・作品の紹介①
展覧会場・作品の紹介②
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●フォーラムで各出演者が話された事を要約して紹介します。
①石川千佳子氏(宮崎大学教育文化学部助教授)は…
(☆先に、展覧会へ寄せられたコメントを紹介いたします。)
【「子どもとアート」 石川千佳子(宮崎大学教育文化学部助教授)、
近頃盛んに心の教育ということがいわれます。しかし、その大切さを上から観念的に押しつけたところで、心は硬く閉ざされるばかりです。たとえば、他者の立場や心情を思いやるためには想像力の働きが不可欠ですが、この能力を表現と合わせて育んできたのは、広い意味での芸術教育でした。特に美術を通しての教育では、言葉にならない思いを形象によって表現し、他者に伝えて共感し合うことができます。つまり、幼い頃から絵を描きモノを作る、あるいは芸術作品に触れる経験を積むことで、適切に自己を表現し多様な価値を認める、開かれた心を育てることができるのです。
子どもの造形教育では草分け的な宮崎現代っ子センターの自由な表現と、葫芦島(ころとう)市第二実験小学校の水墨画など伝統的な技法も含む作品は、文化の違いを超えて、そうしたアートの底力を示してくれるでしょう。】
●今日はこの話から更に膨らませて・・・
「伝統的なテーマや技法で墨絵を描く中国の子ども作品と、現代的なテーマや技法の日本の子ども作品。随分差があるように見えます。でもよく見ると、両国共に豊かな表現力にあふれる作品なのです。子どもたちの作品を作り出す気持ちは、国を超えて通じるものがあるのです。」
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②菊池義男氏(NPO宮崎市日中友好協会・副理事長 写真右)は、宮崎市と葫芦島(ころとう)市が友好都市である理由を・・
「これからの宮崎市と中国の交流のテーマは『青少年交流』だ、という事になりました。そこで中国国内で同じく青少年交流を考えていた葫芦島(ころとう)市を市教育長らと共に訪問して、両市が友好都市となりました。」
③「日中文化交流美術協会」の代表:西村嘉英氏(写真左)は・・・
「今回の催しは、行政・大学・民間がひとつになって行われている点がすばらしい。そして、ここでの主役は子どもたち。日中のたくさんのすばらしい子どもたちの作品と、そして会場に来て、その作品を鑑賞している宮崎の子どもたちが『主役』です。私たち『大人』は、この催しが成功するようにそっと後ろから後押しをしているのです。」
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●以前、葫芦島(ころとう)市を訪問、現地の学生と交流をした経験談を話してくれたのは、廉谷(かどや)卓実さん(宮崎市立生目南中3年生)、斉田優花さん(宮崎市立住吉中3年生)。会場には、その時一緒に行った訪問団仲間も駆けつけてくれました。
●また、参加者の中には・・・
先週葫芦島(ころとう)市を訪問した方々が数名いました。現地での体験談や撮影した写真を手に披露。
そして、宮崎市-葫芦島(ころとう)市が友好都市に至までに力を尽くした方々の話も聞く事ができました。
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●最後に司会進行の藤野忠利(現代っ子センター主宰)が、今回の催しに関わった下った皆様と、フォーラムへ参加していただいた皆様へのお礼の言葉を述べて、終了となりました。
●フォーラムの詳細は後日紹介する予定です。
●展覧会についての詳細・会期中のイベントスケジュールはこちらにご案内しています。
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現代っ子センター夏のこども絵画展2006 「宮崎-葫芦島(ころとう)市文化交流フォーラム&絵画展」
①絵画展:前期
[日時] 6月27日(火)から7月2日(日)まで
[会場] 宮崎県立美術館2階「県民ギャラリー」〔宮崎市舟塚3丁目210番地、電話0985-20-3792〕
[時間] 午前10時から午後6時まで(★最終日は午後4時まで)
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