現代っ子センター35周年記念 日韓文化交流フォーラム
現代っ子センター35周年記念
第Ⅰ室:日韓交流文化フォーラム&絵画展
第Ⅱ室:藤野忠利+藤野ア子+龍淵純一 展
とき:2008年7月2日(水)→6日(日)
ところ:宮崎県立美術館
主催:現代っ子センター
後援:宮崎県 宮崎市 宮崎市文化芸術連盟
韓国青少年美術指導者協会〔会長・趙漢富〕
宮崎市市民活動支援補助事業
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■『日韓文化交流フォーラム』開催〔7月5日〕
とき:7月5日(土) 15:00~16:00
ところ:宮崎県立美術館2階県民ギャラリー
●講師
右:趙 漢富(チョウ・ハンブ)氏(韓国青少年児童画指導協会長)
中央:李 好京(チョウ・ホギョン)氏
※日韓の児童画を通して平和を促進する
※韓国の児童画技法の有様とアートの情熱を語る
左:南 邦和 氏 (詩人、韓国生まれ)
※日韓の歴史認識の摩擦を乗り越えて、文化交流を行う
右:アン・ソヒさん。 (視聴者代表。ソウル生まれ・二年前より宮崎市在住)
※幼い頃から絵画に親しみ、韓国青少年児童画指導協会発行の児童絵画新聞(画像)を愛読していた
左:司会・進行:藤野忠利 (現代っ子センター 主宰)
※2005年「韓国友情年」より、安 浩範(アン ホボム・画家)氏・趙 漢富氏(チョウ・ハンブ・「韓国青少年児童画指導協会」会長)氏等と協働して宮崎-韓国で「日韓文化交流展」を継続開催。絵画で日韓の草の根交流を続けている。
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■今日の「フォーラム」・皆さんのコメントより・・・
南 邦和 氏:日本と韓国は、お互いの歴史や文化・風習・思想などを理解するのは簡単ではないのですが、この会場に展示している日韓児童の作品を見ていると、お互いとても表現が豊かです。児童の絵画作品を通して日韓を見てみると、とても楽しく・また親しみやすく感じます。
※南 邦和 氏より今回の展覧会へ寄せられた文章:「藤野忠利さんと韓国」「2008.doc」をダウンロード
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〔左:趙 漢富(チョウ・ハンブ)氏 / 右:李 好京(チョウ・ホギョン)氏〕
趙 漢富(チョウ・ハンブ)氏 (韓国青少年児童画指導協会長):韓国の児童アトリエは、幼稚園は幼稚園のように、また児童期には美術の技術向上等の傾向があります。子どもたちはそれぞれの年代に応じた身近なテーマをじっくりと観察して、丁寧に描写しています。今回の展覧会へは、各年代の児童画をバランスよく選別していますので、現代の韓国の児童画の流れが良く分かるでしょう。
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李 好京(チョウ・ホギョン)氏 (韓国で幼稚園を運営):近年、韓国では「少子化」が問題であります。幼稚園のクラス数も減少傾向です。そんな中、最近の保護者の方は「特長のある幼稚園教育」を子どもに与えたいという流行になってきています。各幼稚園は、幼児教育に絵画をはじめ音楽・語学・スポーツなどを取り込んで、「施設の特色つくり」に取り組んでいます。
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視聴者代表のアン・ソヒさん:韓国で生まれ育った私は、幼稚園の頃から「放課後も授業」・という韓国式教育を受けました。その後、宮崎で子育てをする事になり、色んな人から色んな教育法を聞き、考えもしましたが・・・今は宮崎の環境でしかできない・豊かな自然の中でのんびりおおらかな気持ちで子どもと接する事が良かったと思っています。
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藤野忠利(現代っ子センター 主宰):日韓双方の事情が異なる様に、児童絵画に取り組む姿勢もまた、異なります。年代ごとにテーマを設け、丁寧で緻密な描写が主流の韓国児童絵画。私の主宰する「現代っ子センター」では、35年間一貫して、幼稚園や学校の教育にはない「自由な発想」で、子どもたちひとりひとりの個性を引く出す独自の絵画教育を指導しています。国や地域ごとに教育や文化が異なる事は良いことです。
これからも、宮崎と韓国でお互いの違いを尊重しながら、文化交流を続けましょう。
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※当日の内容を宮崎日日新聞(文化)に後日掲載予定。
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