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Mar 21, 2006

進化する日向夏

●酒谷への日向夏の買出しも、もう何度目か。
自家用と遠方のお世話になっている方への発送用ですから…結構な量になりますね。酒谷へ行くと半日仕事になるのですが、「確実においしい物」それと「鮮度」さらに「一定量を程々のお値段で」という『三つの要求』を満たすために毎回生産地へ行くのですね、やはり。

●たくさんの日向夏たち。でもよくよく見ると、日向夏も日々進化、いろんな種類があるのですね。

まずは「スタンダードタイプ」。日向夏独特の食べ方『表皮をなるべく薄く剥いてその下から現れる白い綿みたいな部分と果肉を一緒に削ぎ切りして』食べるタイプ。このタイプには種も結構入ってます。なので、お客様向けに出すときは、種が出てくる真ん中辺りで削ぎ切り作業はストップ。種の付いている芯の部分が結構残ってしまうのですが、これは剥いた人の特権として「そのままお口に入れます」(種と芯をしごきつつ上手に果肉を食べるテクは、子どもの頃から食べつけているから自然に鍛えられてしまいますね…)。

そしてその逆の「みかんタイプ」。表皮と綿みたいな部分が限りなく薄くなっていて、食べ方もみかんと同じ。種も少ない。これは先に述べた「日向夏独特の食べ方」が面倒、という今時の消費者向けに「日向夏をもっと気軽に食べやすく」改良したそうです。ふーん?あの綿見たいな部分がなくてダイレクトに果肉のみ食べちゃうのか…、何か落ち着かない感じもしますが。でも消費拡大に貢献する「次世代日向夏」になるといいですね。

二つの中間が「皮の厚さも程ほど・種無しタイプ」。ハウス物もこのタイプが多いみたいです。
削ぎ切りするときに種を避ける心配もないので「スタンダードタイプ」よりは扱いやすいです。

この時期、この地区では「デコポン」「アンコール」「天草」など色んなかんきつ類が出ています。どれも独自のおいしさです。でも個人的に「キングオブかんきつ」を挙げるならやはり「日向夏」です。

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