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Mar 16, 2006

フードマイレージ

●「全飲連ニュース」を読んでいたら、「フードマイレージ」という記事を発見。
「フードマイレージ?」聞き慣れないことばです。記事には「私たちが食べる輸入食品は自国に来るまでにどにくらいの距離を旅してきたか、人口1人当たりが食べている食料で計算した数字」だそうです。

●結論から言います。
世界でダントツ1位の我がニッポンを基準にしてみると、お隣の韓国は二割減。アメリカは8分の1です。
日本は世界一のフードマイレージのポイントを保持している事になりますね・・・。
国民のあらゆる「食」への欲を満たすために世界中から集められた食品たち。
四季とは反した食品がいつでも手に入る国、それが今の日本です。
・・・雑な言い方をすると「欲しいものは欲しい」という「わがまま」ですよね、これって。
「地産地消」という聞きなれた言葉の反対語は「フードマイレージ」か?

●で、ここ「キンヤ」の食品はどうだろうと思い巡らすと、
その①「日配品(肉魚野菜など)」…毎日使うものは、「その辺で手に入る物」で賄ってます。この程度を「地産地消」と称してもらえるなら楽なものです。それともうひとつ、「産地限定・お取り寄せの日配品」もそりゃ魅力的ではあるのですが、そんな贅沢は我が店の大蔵省が許しません。彼女曰く「贅沢な事して集めた材料で作った料理て、お惣菜に使うと肩こる」。全くその通り。よってこの店には不要。

その②「なくてはならない食材」…「これだけは譲れない食材」という物は「米・味噌・しょう油・酢・黒砂糖・蜂蜜」そして「豆」!理由は、まず「おいしい」こと。「安全」なこと。そして、ひとつひとつ味を確かめた上での「選んだ訳」を説明できること。もちろん、スーパーに売られている物に比べて割高です。でも、おいしくて安全で少量生産の「手作りの食材」に見合う価格だと思います。ですからどの材料も、使うたびに作り手の顔を思う浮かべてしまいます。決して無駄な雑な使い方はできないですね。

その③「それでも輸入食品に頼る物」…コーヒー・スパイス類。これはしょうがない。だからせめてもの自衛手段として「信頼できるメーカーから購入」。更に「海外の友人知人(おいしい者つながりであることが必須)に依頼、おいしくて安全な品を選らんでもらい、送付」です。

●仕事柄、「厳しい目で食品と向き合わないと」という姿勢だからこそ、の現時点ですが。
・・・それ以外はゆるゆるですよ。
 


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