Jul 13, 2005

あくとのあくなき戦い

夏の甘味メニューに「黒蜜」を使ったものが多いので、今日はまとめて黒蜜作り。
しかしこれが一仕事で…。

さとうきび100%黒砂糖は、加熱すると大量の「アク」が出ます。
今日も、大鍋を火にかけて暫くすると、どこから沸いてくるのか?と言いたくなる程の
アクがじゃんじゃん沸いてくるのです。
ここから「アク取り作業」が延々と…もうホントに延々と
アクが引くまで続くのです。さらに糖度と熱が最高になった時点で、
黒蜜が元気良く跳ねてくる…。
アクに加えてやけどとの戦い、です。
木杓子とお玉を交互に持ち替えつつ
「暑い暑い、あっ痛い痛い、怖い怖い~」とぶつぶつ言いつつ、
『アクとの飽くなき戦い』は、夏の暑さと共に反比例して多くなるのです。

でも、おいしい黒砂糖から作った黒蜜は、当たり前だけどおいしい。
これを「かき氷」や「あんみつ」にたっぷりかけて食べると
やっぱり、しみじみ「おいしいなあ…」と思う。
そして、このおいしさをここのカフェに来てくれたお客様にも味わってほしいので
アクと、暑さと、やけども何のその、ですよ。
(試しに市販の「黒蜜」と食べ比べれば
「もしかしてカラメルとか他で風味付けしている味?
黒糖独特の甘味の切れ具合がイマイチ」と感じるのです。
黒糖マニアはそう簡単に騙されないのです)

そうそう黒蜜は「アイスコーヒー」にも良く合うのです。
なのでここのカフェではガムシロップではなく「黒蜜」を付けています。
最初は不思議な顔をしていたお客様も「意外に合いますね~」とおおむね好評ですよ。


 

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Jul 09, 2005

赤紫蘇のきせつだ!

一抱えほどの真赤なバラ(だったらいいのに…)ならぬ「赤紫蘇」を、ぎゅうぎゅうと鍋に押し込んで、
さ「赤紫蘇ジュース」の仕込み開始です。ここからが化学の実験みたいで面白いのです。
沸騰した赤紫蘇汁の中に酢をひとたらし…あっという間に鮮やかな赤色になります。酢を入れなきゃ、こう真っ赤にならない。これが見たくてこの季節は「赤紫蘇ジュース」作っているようなものです。

元はといえば、母が作っていました。その母だって、祖母が作っているのを見て憶えていたそうです。
そうやって家の味は繋がっていくのかな、と。
そして三代目の私は…ちゃっかり営業に使っていますが。

さわやかな赤紫蘇と蜂蜜の風味がどこか懐かしい「赤紫蘇ジュース」
カフェの『ドリンクメニュー』で、どうぞおたのしみください。
詳しい作り方(とても簡単!)は、明日の料理講座で⇒HP公開はその後で、こちらもお楽しみに。

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Jun 27, 2005

冷や汁とか、かき氷 

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季節のおすすめメニューの季節になってきました。ていうか蒸し暑い…。

「豆乳冷や汁と季節の野菜料理セット」は、今日発売の「タウンみやざき(鉱脈社)」の【読者プレゼント】になってます。皆様、振るってご応募くださいませ。

今年も【豆メインのかき氷メニュー】、色々ご用意しました。
HPを見るなり、お店で味わうなり、で
夏の気分をお楽しみください。


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Jun 26, 2005

久しぶりのベーグル作り

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今日の料理講座では『ベーグル』を作りました。(あ、現時点では今日の講座内容はアップしてませんよ、近日中に更新しますね)
久しぶりにちゃんとパンを作るので、うまくできるか心配でしたが、この時期…適度な気温と湿度…は、パンを発酵させるのには最適ですね。下処理したパン生地を置いておくだけで、ちゃんと発酵してくれます。

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Jun 23, 2005

はじめまして

[カフェ・キンヤニュース]から引越しました。

ここでお会いしたかた、はじめまして。

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サクサク君からココログへ場所を移して、少々緊張。

ココログに書く、というのは 今までより、未知数の方々と出会うことなんじゃないか と思います。

最初に何を書けばいいかな。

ああ,『はっちゃん』のはなしにしましょう・・・

先日、来るべき南国宮崎型の梅雨と猛暑に備えて 春に仕入れた沖縄の黒砂糖と豆の保存用にフリーザーを購入(昨年夏、倉庫に入れていた彼らをカビと虫にやられてしまい、大いに困ったので)。

ドイツ・ハイアール社製なので「ハイアールのはっちゃん」と名付けます。

これが非常によくできた奴で。

業務用のフリーザーの多くは『ボックス型』…箱の上部を開き、箱の底へ向かってどんどん食材を詰め込む式が一般的。

これは正直、使いにくい。底の物を取り出すのに一苦労、次第に食材が底の方で漂流する事も。

しかし「はっちゃん」は一工夫しているのです。箱を上下で分けている…つまり半分から上は従来のボックス型ですが、半分から下は、いわゆる「引き出し式」になっているのです。これは非常に使いやすい!

次は「はっちゃん」の置くスペース。キンヤのコンパクトな(というか狭い)キッチンにはもう何も置けません。困りました。邪魔にならず、すぐに使えるスペースはないかしら…。

意外なスペースに置きました。二階のギャラリーです。

アートとフリーザー…合わないと思うでしょう?これが意外な相性の良さ。その証拠に来館者は誰一人としてギャラリーに置いている「はっちゃん」の存在を気付かない様子。

きっと、見かけはただの白い箱なので(はっちゃんはとてもシンプルな奴)

「これも作品でしょう」と思われているのでしょうか。

今度こちらへお越しの際は、ギャラリーの「はっちゃん」にも会ってください。

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