常備できる野菜料理と、それらを組み合わせて作る料理
現代っ子センターの料理講座 2009年5月
【五月の料理】常備できる野菜料理と、それらを組み合わせて作る料理
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!-
■基本:常備できる野菜料理の作り方
①キュウリの塩もみ 〈材料〉キュウリ・新ショウガ・塩
キュウリは洗ってやや厚めの薄切りに。新ショウガは千切りに。
キュウリに塩を加えて手で混ぜる。塩の量は、混ぜた時に食べてみて塩気を感じる程度。20分ほど置いてから手で水気を絞る。生姜を加えてざっと混ぜる。保存容器に入れて冷蔵保存する。
※約4日間は保存可能。
※サラダ全般(ポテトサラダ・マカロニサラダ・季節野菜のサラダなど)、桜海老・じゃこ・ワカメなどとあわせた小鉢、焼き魚の付け合わせ、お弁当の一品・・・などに。
②人参の塩もみ 〈材料〉人参・新ショウガ・塩
キュウリは洗って皮をむき、スライサーで千切りに下ろす。新ショウガは千切りに。
人参に塩を加えて手で混ぜる。塩の量は、混ぜた時に食べてみて塩気を感じる程度。生姜を加えてざっと混ぜる。保存容器に入れて冷蔵保存する。※人参の水分は搾らない。
※約4日間は保存可能。
※サラダ全般(ポテトサラダ・マカロニサラダ・季節野菜のサラダなど)、すりゴマと合わせて混ぜた小鉢、オムレツ・卵焼きの具、お弁当の一品・・・などに。
③新玉ねぎの酢漬け 〈材料〉新玉ねぎ2個・昆布5cm・米酢・塩
新玉ねぎは洗って皮をむき、薄切りに。
保存容器に昆布を敷き、刻んだ玉ねぎの半量を入れる。塩をパラパラっと振る。残りも同じ。米酢を容器の1/3量入れて、手で上からギュッと押す。冷蔵保存する。途中、一度上下を返す。
※約10日間は保存可能。
※サラダ全般(ポテトサラダ・マカロニサラダ・季節野菜のサラダなど)、鰹節や昆布の佃煮などと合わせた小鉢、カレーライスの付け合わせ・・・などに。
④つぶした山芋 〈材料〉山芋・米酢・
ビニール袋を二重にしたものを用意する。山芋は皮をむき、4・5等分に切り分けてからビニール袋へ入れる。同時に米酢を一振り加える。袋の口を洗濯ハサミなどで仮止めする。これをタオルに包み、上からしゃもじで最初は山芋をたたきながら大きく崩し、後はしゃもじの背で少しずつ、好みの加減まで潰していく。袋をきっちり結んで平たくしてから冷凍保存する。
※使うときは、半解凍の状態で袋の端をハサミで切り、好みの量を搾り出す。
※山かけ豆腐、山かけうどん・そば、とろろ汁、お好み焼きの生地に混ぜる・・・などに。
■常備している野菜料理の変化① 組み合わせて盛り付ける
● 画像・左「豆腐にのせる」
豆腐は好みの大きさに切り分けて水気を切る。器に豆腐を盛り各々の野菜を上にのせる。
※好みの薬味を添えて召し上がって下さい。画像の料理ではキュウリにはじゃこ、玉ねぎには鰹節、人参にはすりゴマを添えました。
※このままでも野菜の塩気で味は足りると思いますが、好みで醤油やポン酢を足されても良いです。
● 画像・右「季節の野菜と合わせたサラダ」
季節の生野菜・生ワカメ・きのこ類などと組み合わせた、野菜たっぷりのサラダ。
※召し上がる時には好みのドレッシングを添えて下さい。但し、常備野菜の塩気があるので、ドレッシングの量は控え目が良いと思います。
■ 常備している野菜料理の変化② ひと手間加えてみる
● 画像・左「ポテトサラダ」(塩もみのキュウリ・人参、酢漬けの玉ねぎ)
ジャガイモは茹でて皮を除く。まだ熱い内に玉ねぎを加えてしゃもじで荒く潰す。塩・コショウ・マヨネーズで好みの味に整える。キュウリ・人参を加えて混ぜる。
● 画像・右「山芋ピザ」(つぶした山芋)
小さめのフライパンに耐熱紙を敷く。弱火にかけてオリーブ油を敷いて、山芋を搾り出す。フォークで均一にならしてから、上にハム・チーズを並べる。軽く塩・コショウを振る。蓋をして焼く。底面に焼き色が付いてチーズが溶けたら焼き上がり。耐熱紙のまま、器に盛り付ける。