料理

December 19, 2010

現代っ子センタ-の料理講座 12月の料理:大根1本使った料理二種。「金柑入り紅白なます(一人前 約11kcal)」「大根と鶏手羽の煮物(一人前 約288kcal)」

現代っ子センタ-の料理講座 12月の料理:大根1本使った料理二種。

「金柑入り紅白なます」
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ポイント
・旬のみずみずしい大根を使うと、口当たり良い柔らかな仕上がりになります。
・金柑の独特の風味で、いつもとは一味違う「冬の味」になります。
・紅白に見える大根と人参の割合は10:1。ただし今回は金柑を加えたので、人参はその分を控えました。

材料
大根 1本
人参 1/3本
金柑 6個

三温糖 大さじ4-5
米酢 1/2カップくらい
鷹のつめ 小・1本

つくりかた
1、大根は4センチ幅の輪切りにして皮をむき、人参も同様にする。いずれも縦のせん切りに切る。
2、大き目のボウルに入れて塩大さじ1強を振る。始め優しく、次第に力を入れてもみ、しんなりとさせる。
3、水分が出てきたら、小分けにして少し水分が残る程度に絞り、容器に入れる。
4、金柑は横半分に切って中の種を除き、縦の薄切りに切る。
5、調味料と金柑を加えて混ぜ、冷蔵庫へ入れる。

※翌日から食べられるが、3日目くらいが食べごろ。
※三温糖と米酢の分量は目安です。好みで甘く目に・または酢を効かせる・・・など加減されて下さい。

(一人前 約11kcal。たんぱく質 1,2g。炭水化物 2,6g。ナトリウム 10mg。)


「大根と鶏手羽の煮物」
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ポイント
・旬の大根を使うので、短時間で柔らかく煮えます。
・八角のエスニック風味で、いつもの煮物とは一味違う仕上がりになります。
・大豆を加えると、おいしい上に栄養バランスも良くなります。
・ゆで卵を添えると、彩りと栄養価アップになります(カロリー計算外)。

材料
大根 1本
鶏肉の手羽元 10本
茹でた大豆 1カップ

だし(または水) 2カップ+α 
生姜の薄切り 1かけら
三温糖 大さじ3
みりん 大さじ3
酒 1カップ
しょうゆ 大さじ3-4
 
八角(スターアニス) 1個
※または「五香粉(ウーシヤンフェン)」少々で代用しても良い。
※入れなくても良い。

つくりかた
1、大根は皮をむき、大き目の乱切りに切る。鶏肉は予め湯通しする。
2、鍋に大豆・鶏肉・大根の順で入れる。しょうゆを除く調味料とだし(または水)を入れて火にかける。
※だしの量は、材料の表面がようやく隠れる位。煮始めた後、大根の水分の出方次第で適宜加減する。
3、浮いてくるアクを取りながら、大根が8割程度柔らかくなるまで煮る。
4、しょうゆを加える。落とし蓋をして、大根が柔らかくなって全体に照りがついてくるまで煮る。火から下ろし、余熱で味を染ませる。
※しょうゆの量は好みで加減してください。
※煮終わりの際に八角を取り除いて下さい。

(一人前 約288kcal。たんぱく質 14,2g。脂質 9,3g。炭水化物 25,1g。ナトリウム 703mg。塩分相当量 1,7g。)


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November 27, 2010

現代っ子センタ-の料理講座:11月の料理「蕪・里芋・鶏団子の煮物」(一人前 約243kcal)。

現代っ子センタ-の料理講座:11月の料理
「蕪・里芋・鶏団子の煮物」(一人前 約243kcal)。
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■ポイント
1、ひき肉と上新粉を合わせてしっかりとした団子にしました。歯応えとボリューム感を出しました。
2、特にダシ汁を取らなくてもいいよう工夫しました。鶏団子や野菜から旨味が出ます。

材料 3人分くらい
〔鶏団子〕
鶏ひき肉 280g
上新粉 大さじ1
塩 小さじ1
しょうがのすりおろし 大さじ1

蕪 2個
里芋 8個
昆布 10cm
干し椎茸 3-4枚(大きさにより調節)
しょうがスライス 10枚
水 3カップ
醤油 大さじ2
みりん 大さじ2

作り方
①「鶏団子をつくる」
ボウルに鶏団子の材料を入れて練り混ぜる。他の仕事の間、冷蔵庫に入れて冷やす。

②「昆布と干し椎茸を火にかけておく」
昆布は適当に切れ目を入れる。干し椎茸は手で適当な大きさに割る。鍋に分量の水・しょうがスライスと共に入れて火にかける。

③「野菜を切る」
蕪は皮をむいて、縦6等分に切る。
里芋は下湯でしてから皮をむく。※下湯でした方が、皮がむき易い。

④「煮る」
鶏団子は一口大に丸める。熱い汁の中に入れる。浮いてきたアクを丁寧に取る。次に野菜類を入れる。火が通ったら、みりんと醤油で味をつける。

⑤器に盛り付け、茹でた蕪の葉(あれば)を彩りに添える。
(全量 約800g。1人前 約243kcal。たんぱく質:21g。脂質:7,5g。炭水化物:23,4g。塩分相当量:2,6g) 


■応用
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蕪が余ったら・・・「蕪とキャベツのゆず酢漬け」
薄切りの蕪とちぎったキャベツの葉を塩もみにします。水気を絞って、柚子の皮の千切り・絞り汁に、蜂蜜・酢少々で味を調えます。小鉢やお弁当用に作っておくといいと思います。


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October 22, 2010

現代っ子センタ-の料理講座:10月の料理「里芋とベーコンの煮物」(全量 約815g/100gあたり 約63,2kcal)

現代っ子センタ-の料理講座:10月の料理「里芋とベーコンの煮物」。
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■ポイント
①里芋を下茹ですることで、短時間で煮物ができるようにしました。
②ベーコンと出し汁を用いることで、調味料の量を減らして、さらに旨味の効いた味になりました。

■材料(2-3人分)
里芋 15個くらい(皮をむいて約300g)
たまねぎ 1個
ベーコン(かたまり) 75g
しょうが ひとかけら(約5g)
鷹のつめ 適量(鷹のつめの辛さに応じて加減)

調味料
出し汁 1カップ
酒 大さじ2
みりん 大さじ1
三温糖 大さじ1
しょう油 大さじ1

■作りかた
①里芋は洗って泥を落とす。下茹でをする。目安は、串がようやく突き通せるくらい。皮をむいておく。

②玉ねぎは皮を除いて縦8等分の串切りに切る。ベーコンはちょっと厚めの2㎜幅に切り、それを3等分くらいの程よい大ききに切る。しょうがは薄切り、鷹のつめは種と綿を除く。

③鍋にベーコンを入れて弱火にかけ、焦がさないように焼いて油を引き出す。玉ねぎ・しょうがを入れて、油が廻るまで炒める。途中、酒少々(分量外)を振りいれ、鍋底にこびり付いた「旨味分」を溶かす。

④出し汁・酒・みりん・三温糖・鷹のつめを加える。火力を中火に上げる。沸騰してきたらアクを取る。里芋を加え、キッチンペーパーを被せて、更に鍋蓋を少しずらして被せる。里芋が柔らかくなるまで煮る。

⑤里芋が煮えてきた頃に、しょう油を加える。味が物足りないようなら、しょう油少々を足して加減する。煮汁を絡めるように木ベラで優しく返しながら、煮汁が少なくなるまで煮絡める。(全量 約815g)

■100gあたりの栄養成分・・・エネルギー63,2kcal、たんぱく質1,7g、脂質3g、炭水化物7,6g、塩分相当量0,3g

■応用
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「ベーコン」を「鶏もも肉」に替えて作ってみました。鶏肉のボリューム感のおかげで「主菜」になります。調理時には、ベーコンの旨味と塩気がなくなる分、調味料を補って下さい。


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September 24, 2010

現代っ子センターの料理講座:9月の料理「里芋といかんての煮物」 

現代っ子センターの料理講座  2010年 9月
【9月の料理】「里芋といかんての煮物」 
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!-

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■ポイント
①「いかんて」とは?
宮崎県では切干大根と同じように、主に煮物に使われます。干している姿がイカの手のようにみえることから「いかんて」と呼ばれるそうです。「割り干し大根」とも呼ばれます。

②出し汁について
今回は県北のご婦人から聞いた「昔ながらの煮しめの作りかた」をより作りやすくしています。いりこと昆布の『濃い目に取った出し汁』をたっぷり使うのがコツです。これだと調味料が少なくても充分味が決まります。

■材料

里芋 中・7-8個
いかんて ひとつかみ分(30gくらい)
野菜昆布 1本(70-80cmくらい)
干し椎茸 7-8枚
出し汁 4カップくらい

酒 1/2カップ
きび砂糖 大さじ2-3
濃い口醤油 大さじ1くらい


作りかた
①いかんては、たっぷりの水に入れて柔らかく戻す。戻ったら2-3回水を替えてもみ洗いする。水気を絞って5㎝幅に切る。

②野菜昆布と干し椎茸は、分量の出し汁に漬けて戻しておく。戻った椎茸は軸を切る。昆布は結び昆布に形作る。

③里芋は洗って表面の土を落とす。たっぷりの水と鍋に入れて湯でる。半分ほど茹だったら、ざるに空けて皮を剥く。

④大きめの鍋に出し汁を入れて温める。酒と砂糖を加える。※砂糖は好みの味になるよう、加減して加える。

⑤丁度良い味に整ったら①②③をなるべく重ならないように入れる。耐熱紙を被せて、弱めの中火で暫く煮て味を含ませる。時々、鍋を揺すったり煮汁を回しかけたりしながら様子を見る。
※もし煮汁が減り過ぎている時は、出し汁を少し足す。

⑥醤油を加える。具材の上下をそっと返す。味が足りないなと感じたら、醤油を少し足す。耐熱紙を被せて、蓋も被せて10分間ほど弱火で煮る。火から下ろして余熱で味を染ませる。

■応用
①ジャガイモ・サツマイモでも
里芋をジャガイモに替えてもいいです。作りかたは里芋と同じです。また、旬のサツマイモでも合います。その時には、洗って大きめの乱切りにして一度水にさらしておきます。下茹でせずに、他の具材と一緒に煮ます。荷崩れ無いように気をつけて下さい。

②旬のきのこを加えてみる
今では一年中出回っているきのこですが、やはり秋が旬でおいしいです。季節のきのこを足して一緒に煮ると、旨味と季節感がより感じられる一品になります。

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August 07, 2010

現代っ子センターの料理講座:8月の料理「夏野菜のおそうざい」

現代っ子センターの料理講座  2010年 8月
【8月の料理】「夏野菜のおそうざい」 
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!- 
     
■「茄子の南蛮漬け」
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材料:茄子(中位の大きさ) 2本、 サラダ油 適量
漬け汁:麺つゆ(ストレートタイプ) 1カップ、三温糖 小さじ2、、米酢 小さじ2 みりん小さじ2、鷹の爪 小1本
         
作り方
①茄子はヘタを切る。縦半分に切り、皮目に格子状に切れ目をつけて二等分に切る。水に暫く放す。水気を良く切る。
②フライパンに油を敷いて茄子を並べて入れる。中火にかけて両面を焼く。
③漬け汁の用意。鷹の爪の種を除いて荒くちぎる。深い保存容器に三温糖と鷹の爪を入れ、湯少々を加えて三温糖を溶かす。残りの調味料を加えて混ぜる。
④焼きたての熱い茄子を漬け汁に入れる。そのまま冷めるまで置いて味を馴染ませる。冷めたら冷蔵庫で冷やす。

〔参考〕盛り付ける時に、茹でたオクラや生姜の細切りなどを添えても良く合います。

〔応用〕茄子の替わりにゴーヤーでも良く合います(今回の漬け汁の量だと1本分くらい)。ゴーヤーは5mm幅に切ります。後は茄子の時と同じです。

■「芋茎(ずいき)と生節の甘酢和え」
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材料:芋茎 1本、カツオの生節 5cm分くらい、生姜 一かけ
調味料:塩少々、米酢大さじ2、三温糖大さじ3

作り方
①芋茎は皮を剥き薄切りにしてボウルに移し、塩少々を振って手で軽く揉み込む。そのまま暫く置く。 しんなりとして水分が出てきたら、水気をしっかり切る。
②生節は手で荒くほぐす。
③細切りに刻んだ生姜・米酢・三温糖を加える。手で全体を良く混ぜ合わせる。しばらく置いて味を染ませる。

〔応用〕画像では細切りのかまぼこも加えています。生節をかまぼこや竹輪に替えても良く合います。

〔参考〕芋茎を使ったその他の料理。淡白な芋茎に組み合わせる食材を好みで替えると、味と食感の変化を色々と楽しめます。
「芋茎の酢の物・スープ(2009年5月)」
「芋茎と桜海老の酢の物(2007年10月)」

■「きゅうりの赤紫蘇もみ(左)」
■「茹でたトウモロコシと里芋(右)」
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「きゅうりの赤紫蘇もみ」
材料:きゅうり 2本、赤紫蘇の梅酢漬け 大さじ1くらい、粉末すし酢 少々

作り方
①きゅうりは縞目に皮をむいて3mm幅(ちょっと厚め)の輪切りに切る。
②赤紫蘇は汁気を絞り、細かく刻む。
③きゅうりと赤紫蘇を手でササッと混ぜ合わせる。味をみて、粉末すし酢を加えて味を整える。入れすぎると塩辛くなるので注意。

「茹でたトウモロコシと里芋」
材料:トウモロコシ、里芋、塩

作り方
①トウモロコシは皮とヒゲを取り、水に暫く放す。里芋は良く洗って付け根のところを切る。
②鍋にたっぷりの水と塩(適量)とトウモロコシを入れて火にかける。一粒味見して好みの茹で加減になったら取り出してザルに空ける。荒熱が取れたら4-5等分に切り分ける。
③同じ鍋に里芋を入れて茹でる。里芋にクシを指してスッと通ったら取り出してザルに空ける。
※食べる時には「ごま塩」を添え、ちょっと付けながら食べます。少々の塩気で旬の野菜の旨味が引き立ちます。
※里芋の皮は、手で軽く押し出すようにするとツルッとむけます。

〔応用〕残った里芋は「ごま味噌和え」にできます。皮をむいて〔味噌・砂糖・みりん少々を練り合わせた「合え衣」〕で合え、仕上げにすりごまをたっぷり振ります。


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July 15, 2010

現代っ子センターの料理講座:7月の料理「夏野菜そうめん②/そうめんに合う夏野菜の薬味」。

現代っ子センターの料理講座  2010年 7月
【7月の料理】夏野菜そうめん②/そうめんに合う夏野菜の薬味
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-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!-

■ 基本:夏野菜そうめん

材料:
そうめん(茹でる)
キュウリと新生姜の塩もみ(キュウリ、新生姜、塩)
ゴーヤの塩茹で(ゴーヤ・塩)
その他の具(カニカマ またはハム、茹でたえび、ツナ缶 など)

薬味:「オクラと紫蘇と新生姜のポン酢和え」
オクラ、赤紫蘇の梅酢漬け(無い時は梅肉を細かく刻んだ物)
新生姜、ポン酢、麺つゆ(ストレートタイプ)

作り方 
①「キュウリと新生姜の塩もみ」の作りかた。
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2009年5月「常備できる料理とそれらを組み合わせた料理」を参照。

② ゴーヤの塩茹で
 ゴーヤの中の種と綿を取って薄切り。熱湯に塩を加えた中に入れて湯通しする。冷水に取り、水気を切る。

③カニカマは食べやすくほぐしていおく。

④薬味:オクラと紫蘇と新生姜のポン酢和え
オクラは薄切り。赤紫蘇は汁気を切って細かく刻む。新生姜も細かく刻む。
ポン酢と麺つゆを同量ずつ、具材がタプタプになるくらいに注いでよく混ぜ合わせる。
※オクラの粘りが出るので、麺つゆ・ポン酢は多めに入れた方が使いやすいです。
※酸味の苦手な人は、麺つゆの割合を増やしましょう。
※オクラ・赤紫蘇・新生姜の量の目安は、オクラ3:赤紫蘇と新生姜1 くらい。

⑤盛り付け
深い器にそうめんを盛る。それぞれの具を彩りよく盛り付ける。「オクラと紫蘇と新生姜のポン酢和え」を漬け汁ごと、たっぷりかけていただく。

■応用
薬味:「オクラと紫蘇と新生姜のポン酢和え」を使って。

①冷奴・ところてん:香味野菜の効いたさっぱり味とオクラのトロミがのど越し良く、つるっと食べやすいです。

②パスタ:細めのパスタを茹でてオリーブ油を絡めたところに薬味をたっぷりかけ、良く混ぜていただきます。好みで粗挽きコショウをかけても良く合います。

③ごはん:麦入りや雑穀入りのご飯に良く合います。とろろご飯の夏版。白ご飯にも合います。

■その他のそうめん料理のメニュー
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 2009年8月「夏野菜そうめん①/そうめんに合う野菜のおかず」

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June 10, 2010

現代っ子センタ-の料理講座:〔6月の料理〕洋食屋さんの味のスープとごはん。旬のトウモロコシのスープ・三色野菜の玄米ピラフ。

現代っ子センタ-の料理講座
〔6月の料理〕洋食屋さんの味のスープとご飯。旬のトウモロコシのスープと三色野菜の玄米ピラフ。
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!- 

■「旬のトウモロコシとスープの素・バター」を上手に使って洋食屋さんの味!

基本:トウモロコシのクリーミースープ
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■材料(作りやすい量)
スープ:トウモロコシ 3本(その内の1本を下の「玄米ピラフ」へ回す)、
スイートコーン缶(クリームスタイル) 大1缶(約400g)、
水 スイートコーン缶の2缶分、牛乳 スイートコーン缶の缶分 
チキンスープの素(顆粒)大さじ1、ローリエ 1枚、

その他の具材:玉ねぎ 1個、ジャガイモ 1個、パセリ 一束
調味料:塩・コショウ・バター

■作り方
①〔材料の下準備〕トウモロコシは皮とひげを除いて、たっぷりの水に暫く放す。玉ねぎとジャガイモは皮を除いてそれぞれ5mm角位の大きさに切り分ける。パセリは葉と茎に分け、葉は刻んでおく。

②〔トウモロコシを茹でる〕鍋にトウモロコシとかぶるくらいの水・塩少々を入れて火にかける。15分間ほど茹でる。
とうもろこしを取り出し、荒熱が取れるまで置いておく。【※茹で汁は鍋に入れたまま。】冷めたら実を芯からはずす。

③〔スープを作る〕②の鍋に玉ねぎとジャガイモとローリエとパセリの茎を入れて中火にかける。煮立ったらパセリの茎を取り出し、スイートコーン缶と分量の水とチキンスープの素を加える。ジャガイモが柔らかくなるまで煮る。

④〔仕上げ〕トウモロコシの実(2本分)を入れる。味を見て、塩・コショウで調味する。最後にバタ大さじ1ーとパセリの葉と牛乳を入れてひと煮立ちしたら出来上がり。

応用:三色野菜の玄米ピラフ
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■材料:2-3人分
米と炊く水分・・・白米 1カップ、3分つき米 1カップ、水 2カップ、チキンスープの素(顆粒)大さじ1杯半+湯 50cc、

具材:茹でたトウモロコシの実 1本分(上の「スープ」から貰う)、人参 1/2本、グリーンピース(さやから出して) 1/2カップ分

調味料:塩・コショウ・バター

■作り方
①〔材料の下準備」人参は皮を剥いて5mm角に切る。グリーンピースは実をさやから出す。チキンスープは分量の湯で溶かす。

②〔炊く〕米は研いでざるに上げる。炊飯器に米と分量の水・①・トウモロコシを入れる。ひと混ぜしてから炊く。

③〔仕上げ〕炊き上がったら味を見て、塩・コショウで調味する。バター大さじ1-2(お好みで)も加えたらしゃもじで鍋の底からざっくりと混ぜ合わせる。


〔参考〕分つき米:玄米を程度によりついた米。大きく分けると・・・
[三分つき]玄米に近く、比較的玄米より食べやすい。お米の薄皮をむいた様な感じ。米の研ぎ方・浸水時間は白米と同じ(※玄米のように浸水させる時間を取らなくても良い)。炊く水分は白米より若干多めに。今回のピラフのような「パラっとした仕上がりのご飯」を作る時におすすめ。

[五分つき]もう少し食べやすい。玄米を半分精米。米の研ぎ方・浸水時間は白米と同じ。玄米のように浸水時間を取らなくても良い。炊く水分は白米と同じで良いが、食べて固いと感じたら水分を多めに。

[七分つき]更に食べやすい。白米に近く栄養素がたくさん含まれる胚芽を残している。米の研ぎ方・浸水時間は炊く水分は白米と同じ。


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May 15, 2010

〔現代っ子センターの料理講座〕【5月の料理】「野菜たっぷりトマトソース」を使ったおそうざい。基本:トマトソースの作り方 / 使い方1・2・3 応用:チキンライス / ピザ

現代っ子センターの料理講座  2010年 5月
【5月の料理】「野菜たっぷりトマトソース」を使ったおそうざい 
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!- 
     
■ 基本:野菜たっぷりトマトソース
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材料(作りやすい量)
トマトの水煮缶 一缶(約400g・つぶしておく)、玉ねぎ1個、人参1本、
オリーブ油、大さじ2、ベイリーフ、1枚、バジル(乾燥)小さじ1、塩、コショウ

作り方
1、 玉ねぎは荒いみじん切りにして、電子レンジ(700W)で約3分加熱する。人参は摩り下ろす。
2、 鍋にオリーブ油・玉ねぎ・人参を入れて火にかける。軽く炒めた後、トマトとベイリーフ・バジルを加える。
3、 木ベラで混ぜながら、2/3量になるまで煮詰める。一度、味を確かめてから塩・コショウで薄味に整える。

■ 使い方
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1オムレツ・ハンバーグのソース:いつものトマトケチャップよりも軽い仕上がり。
朝・昼食やお弁当に。

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2塩・コショウでソテーした肉・魚のソース:豚肉(生姜焼き用または豚カツ用)。鶏肉(桃身・胸身)。魚(鮭・イサキ・鯛など)。食事のメインやお弁当に。
参考レシピ:「生鮭のはちみつレモン焼き」(2010年3月)※ 上記のレシピ内のトマトソースを、今回作ったトマトソースに替えて作ることができます。

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3煮込み料理のソース:2のソテーした肉や魚をひと手間かけてトマトソースで煮込む。
食事のメイン、また余ったら冷蔵保存して常備菜に。温めてパスタや茹でたジャガイモなどを添えるだけで一品できます。
参考レシピ:「新玉ねぎたっぷりハンバーグのトマト煮・キャベツパスタ添え」(2009年4月)※ 上記のレシピ内のトマトソースを、今回作ったトマトソースに替えて作ることができます。

■ 応用:チキンライス / ピザ

チキンライス
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材料(2-3人分)
米 2合、鶏の胸肉 1枚、ミックスベジタブル 1カップ、しめじ 1パック
(調味料)トマトソース 1カップ、水 1カップ半、酒、塩、コショウ、バター

作り方
1、 米は研いでおく。鶏肉は一口大に切り、酒小さじ2・塩・コショウ少々をもみ込んでおく。しめじは軸を落としてバラしておく。

2、 炊飯器に1とミックスベジタブル・トマトソース・水を入れ、ひと混ぜしてから、普通に炊く。

3、 炊き上がったら底からサックリと混ぜる。一度、味を見て塩・コショウを適宜足して混ぜ、好みの味に仕上げる。バター大さじ2を入れて混ぜる。青味(パセリ・刻んだルッコラ・茹でたブロッコリーなど)を彩りに添えても良い。

〔参考〕鶏肉の替わりにソーセージ・ハム・鮭・海老・ホタテなどにしても合います。

ソーセージと二色ピーマンのピザ
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材料(2-3人分)
ピザ台(市販品)1台、ピーマン(赤・緑)1個ずつ、ソーセージ 5本
(調味料)トマトソース、溶けるタイプのチーズ@お好みのもの

作り方
1、 ピーマンはヘタを落として縦5mm幅に切る。ソーセージは縦半分に切る。

2、 天板にピザ台を置き、トマトソースを塗る(塗りすぎると水っぽくなるので注意)。ソーセージとピーマンを彩りよく並べて、チーズを散らす。

3、 230度のオーブンで15-18分間、程よい焼色が付くまで焼く。


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〔参考〕具はお好みで色々組み合わせてみて下さい。
 ※ 短時間で火が通るように、材料は薄めに切って下さい。  
○ 例1・肉魚類:ベーコン・ハム・サラミ・海老 イカ・タコ など。
○ 例2・野菜類:新玉ねぎ・ピーマン(赤・緑・黄)・茄子・ズッキーニ・きのこ(マッシュルーム・しめじ・まいたけ) など。

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April 10, 2010

〔現代っ子センターの料理講座〕:4月の料理「春のおそうざい その2」えんどう豆ごはん・里芋のぬた ほか。 

現代っ子センターの料理講座  2010年 4月
【4月の料理】「春のおそうざい その2」 
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!- 
     
■「えんどう豆ごはん」(2-3人分)
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材料:米 2合、昆布 10センチ、酒 大さじ2、えんどう豆(塩茹で) 1カップ、 塩
         
作り方
① 米は洗って釜に入れる。炊く分量の水から大さじ2を取って酒を加える。昆布も加える。塩少々を加えて混ぜる。炊く。

② 炊き上がったら昆布を取る。えんどう豆を入れてしゃもじで混ぜ合わせる。

※ 豆を入れたご飯は傷みやすいので、保温しない方が安全です。

■応用「たけのこごはん」(2-3人分)
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材料:米 2合、酒 大さじ2
茹でたけのこ 10cmくらい、干し椎茸 2枚、薄揚げ 1/2枚、
調味料:醤油 、酒、きびざら糖、みりん(各適量)
  
作り方
① たけのこ・薄揚げ(油抜きする)・干し椎茸(戻す)を細切りに切る。調味料を適宜調整してしっかりと煮付ける。

② 米は洗って釜に入れる。炊く分量の水から大さじ2を取って酒を加える。①の具は汁気を切って加える。ひと混ぜする。炊く。

※ たけのこを入れたご飯は傷みやすいので、保温しない方が安全です。

■たけのこのかきたま汁(2-3人分)
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材料:出し汁 1リットル弱、ゆでたけのこ 先の柔らかい部分を10cmくらい、酒大さじ2、醤油 大さじ1、卵 1個、塩
         
作り方
① たけのこは洗って汚れなどを取る。先端の柔らかい部分から半分に切り分ける。先端部分は縦の細切り、それから下は縦半分に切り、それを薄切りに切る。

② 鍋に出汁を沸かし、たけのこを入れる。酒・醤油・塩少々で味を調える。

③ 卵を割り、塩少々を加えて溶きほぐす。鍋に流し入れる、火を止めて鍋に蓋をして少し蒸らす。
  器に盛り、三つ葉・山椒などの青味を添える。

■応用:ワラビのかきたま汁
たけのこの替わりに茹でたワラビに替えても良く合います。 
 

■里芋のぬた(2-3人分)
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材料:里芋 4-5個、 味噌 小さじ1くらい、 きびざら糖 小さじ1くらい、塩、いりゴマ(黒)

作り方
① 里芋は洗って汚れを取り、水から茹でる。半分くらい火が通った頃に取り出す。皮を剥いて4等分に切る。

② かぶる位の水と塩ひとつまみと共に鍋に入れる。中火にかけ、柔らかくなるまで煮る。

③ 湯切りをして、「粉ふき芋」の要領で芋をしゃもじでころがしながら水気を飛ばす。

④ すり鉢に入れる。すりこぎで潰す。調味料を加えながら、なめらかに練り上げる。

⑤ 器に盛り、いりゴマを散らす。

※ 調味料の量は、芋の量により多少変動する場合があります。味を見ながら加減しつつ加えて下さい。

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March 15, 2010

現代っ子センタ-の料理講座・4月 春のおそうざい「カツオの照り焼き」ほか

現代っ子センターの料理講座  2010年 3月
【3月の料理】「春のおそうざい」 
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!- 
     
1、魚の照り焼き

■基本「生鮭のはちみつレモン焼き」(2-3人分)
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材料:
生鮭(刺身用さく・皮を除いたもの)150gくらい、
〔調味料〕
レモン汁 1/4個分
蜂蜜 大さじ1 
醤油 大さじ1 
ショウガすりおろし 小さじ1

〔サラダ〕
春キャベツ 3-4枚、
新玉ねぎ 1/2個
人参 1/2本
新ジャガイモ 2個
パセリソース(「2010年2月の料理」参照)、寿司酢、塩、コショウ

〔トマトソース〕
トマト(中)2個
新玉ねぎ1/2個
パセリソース、トマトケチャップ
         
作り方
① 生鮭は2-3等分(身の厚い時は4-5等分)に切り分け、調味料を混ぜ合わせた中に1時間以上漬けておく。

② 玉ねぎは皮をむいて薄切り。キャベツは洗って大きめの千切り。にんじんは皮をむいて千切り。寿司酢大さじ2と塩少々を加えて良く混ぜ、野菜がしんなりしてきたらパセリソース大さじ2を加え混ぜる。ジャガイモは洗って1個ずつラップ紙で包み、電子レンジ(700w)で約2分加熱する。

③ オーブンを200度にセット。天板にアルミ紙を敷く。鮭を漬け汁ごと並べ入れる。ジャガイモを4等分に切り、アルミ紙の外の空いた部分に並べる。オーブンに入れて15-18分間焼く。途中で魚を一度取り出して、漬け汁を魚に回しかける。

④ トマト・玉ねぎは粗みじん切り。パセリソース大さじ2・ケチャップ大さじ1と共に鍋に入れ、さっと火を通す。

⑤ 皿に鮭とサラダ・ジャガイモを盛りつけて、トマトソースを添える。


●応用「カツオの香味照り焼き」(2人分)
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材料:
カツオ(刺身用さく)150gくらい、
〔調味料〕
蜂蜜・醤油・酒 (各)大さじ1、 
ショウガとにんにくのすりおろし (各)小さじ1

〔サラダ〕上記と同じ

作り方:
①カツオは5-6切れに切り分ける。調味料に1時間以上漬けておく。
②焼き時間は同じ。途中、魚を一度取り出して表裏を返し、漬け汁を魚に回しかける。
③皿にカツオとサラダと盛り付け、いりゴマ(分量外)を手でひねりながらかける。

2、汁物と和え物

 ■「いわしのつみれ汁」(2-3人分)
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材料:
〔イワシのつみれ〕
いわしのすり身(市販品・味の付いている物)150g
豆腐 1/4丁
味噌 大さじ1
片栗粉 大さじ2
生姜のすりおろし 小さじ1

〔その他の具〕
大根(根元の部分) 1/4本分
生椎茸 5枚
生ワカメ・三つ葉 (各)適量 

〔汁と調味料〕
水 1,5カップ
酒・麺つゆ(ストレートタイプ) (各)1/2カップ
塩 小さじ1くらい

作り方
①いわしのすり身・豆腐・片栗粉・味噌・生姜を合わせ、手で良くこねる。しばらく冷蔵庫で冷やす。
 大根は皮を剥いて4等分に切り分け、5mm幅の銀杏切りに切る。生椎茸は軸を落として2ミリ幅に切る。

②鍋に分量の水・酒・大根・椎茸を入れて火にかける。大根に8分通り火が通った頃、①をスプーンで食べやすい大きさにまとめながら入れる。アクが出たら取り、火を通す。麺つゆと塩で調味する。

③器に盛り、刻んだワカメと三つ葉を添える。

●応用:他の魚介類のすり身(はも・海老など)に替えても良く合います。

■「菜の花としめじの胡麻和え」(2-3人分)
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材料:
菜の花 1ワ
しめじ 1パック

〔調味料〕
白すりごま 大さじ3
麺つゆ(ストレートタイプ) 大さじ2
三温糖 小さじ1-2

〔その他〕塩、醤油    

作り方
①菜の花は根元を少し切り、水に離しておく。しめじは軸を落として子房に分ける。

②鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(適量)を加える。菜の花を根元から入れて茹でる。茹で上がったらすぐに冷水に放して冷やす。水気を切り、3-4等分に切る。

③同じ鍋でしめじを茹でる。茹で上がったらザルに空け、醤油少々をまぶす。そのまま暫く置いて余分な水分を切る

④調味料を混ぜ合わせる。菜の花としめじを加えて和える。   

●応用
1、菜の花をクレソンや春菊の葉の部分などに替えても良く合います。
2、しめじをえのきに替えても良く合います。

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