【お菓子コース:フルーツの会】苺と金柑のコンフィチュール
現代っ子センターの料理講座 2006年4月 【お菓子コース:フルーツの会】
●本日のお題:「苺と金柑のコンフィチュール」
☆今回のお菓子について
『コンフィチュール』…フランス語で「ジャム」のことです。フランス(特に地方)では、朝食にヨーグルトと共に出されます。また、コンフィチュールそれぞれの特色を生かし、料理の味付けにも使われていました。「肉料理の煮込み」や「ドレッシング」など。
現地で初めて食べた時は、季節のフルーツ数種類を組み合わせてサッと煮ただけのさらっとしたやさしい甘さに、今まで日本で食べ慣れていた…しっかり煮詰めた固めの「ジャム」との違いが、新鮮な驚きでした。最近は短時間で作れる手軽さからか、日本でも流行のようですね。
☆今回の素材ポイント
新鮮かつ完熟したフルーツ:この時期、宮崎では「苺」「金柑」の最盛期。今回のレシピは今しか作れない組み合わせです。コンフィチュール作りに使うフルーツは出始めの頃より最盛期を狙いましょう。フルーツの甘さや風味を生かした出来上がりになります。
金柑:今回使った金柑は、宮崎県都城市産の「完熟きんかん」。金柑畑で枝ごと分けてもらいました。生産者の方曰く「完熟だから、いつまでも水につけたらいかんよ~。皮が破けるからね」とのこと。金柑にも色々な種類があり、時期によって作る品種を微調整しているそうです。こんな話が聞けるから、直接畑に行くのが楽しみです。
コンフィチュールにプラスする甘味料:天然の甘味料「蜂蜜」が合うと思います。今回は素材の金柑に合わせて宮崎県日南産の「金柑の花の蜂蜜」を使用。味は、フルーツの風味を損なわない上品かつ腰のある蜂蜜。
♪では、作ってみましょう!♪
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「苺と金柑のコンフィチュール」:作りやすい量…できあがり約カップ2
☆材料
苺二分の1パック(約200g)、金柑7から8個、蜂蜜〔フルーツの重量の3割〕
☆作り方
●苺は洗ってヘタを取る。金柑は二等分して中の種を取る。
●鍋に全部の材料を入れてひとまぜしてから、そのまま暫く置いておく。
●水分がフルーツを覆うくらい出たところで弱火にかける。途中アクを取りつつ、木ベラで鍋底から混ぜていく。アクが出なくなったら一旦火から離す。余熱で味を染ませる。そのまま30分ほど置く。
●再び弱火にかけ、今度は好みの濃度に煮詰める。ただし火にかける時間の目安は15分まで。それ以上かけると風味が飛んでしまいます。