新鮮な果物のデザート
現代っ子センターの料理講座 2009年5月
【五月のお菓子】:新鮮な果物のデザート
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!-
■ 「新鮮な果物のデザート」の変化
① 季節の果物の果糖を生かして作る。
季節ごとに出回る旬の果物は、天然の果糖が一杯含まれています。砂糖を使わなくても充分です。それらの切り方を工夫して、ほんの少量の甘味料・リキュール・かんきつ類などで味を引き出し、風味を添えてやると、単なる果物が「デザートらしく」なります。
② 季節の果物を2、3種類組みあわせて作る。
果物のデザートを作る時には、季節の果物2,3種類を組み合わせてみましょう。果物同士の味や風味の違いが合わさって、新たな味や風味の出会いが生まれます。これは「料理」でいくつかの食材を組み合わせて調理する時と同じ考えです。
③果物にフルーツジュース・アイスクリーム・寒天・豆などを組み合わせてみる。
市販のフルーツジュース・アイスクリーム・茹でた豆などを上手に使い、果物のデザートを更に魅力的なデザートへと変えることができます。また、煮溶かした寒天にフルーツジュースで色と風味を付けてみると、見た目も色鮮やか、果物にも良く合います。フルーツジュースはシロップやソースの役目にもなります。
これらのデザート作りは、絵を描く事に似ています。身近な食材をあなたなりのセンスで上手に組み合わせ、幾通りものアレンジを考え、出来上がりを味わいます。あなたの好きな組み合わせが見つかった時には、メモして、次のアイデアソースにして下さい。
新鮮な果物のデザート
■ 材料と作り方
「メロンと桃のデザート」
■ 材料(人数により、果物の量は加減して下さい)
メロン 中1/2個、白桃 1個、八朔(はっさく)1個 ※または季節の柑橘類
■ 作り方
① メロンは二つに割り、種と中の繊維質の部分を取る。大きさにより6~8等分に切り分け、苦味が残らないように厚めに皮を剥く。
② 八朔1個の半分は果汁を絞り、残りはスプーンで中の果肉を取り出す。
③ 白桃は二つに割り、種を取る。皮を剥いて包丁でみじん切りにしてソース代わりに使う。これを容器に入れて、先程の八朔の果汁を加え混ぜる。
④ 器にメロンを並べ、刻んだ白桃と八朔を彩りよく盛り付けましょう。
「桃とアイスクリームのデザート」
■ 材料(人数により、果物の量は加減して下さい)
白桃、バニラアイスクリーム、ビワ、苺ジャム
■作り方
① 白桃は二つに割り、種を取る。皮を剥いて深めの器に入れる。
② ビワは皮を剥き、二つに割り種を取る。
③ 白桃のタネを取った所がくぼんでいるので、その大きさに合わせてアイスクリームを盛り付ける。脇にビワを添えて、アイスクリームの上には苺ジャムをトロリとかけます。
「フルーツ寒天」
■ 材料(人数により、果物の量は加減して下さい)
・〔寒天〕粉寒天 一袋分(約4g) + 水 400cc
ぶどうジュース、リンゴジュース、牛乳 各大さじ2
メロン、白桃、苺、バナナ など季節の果物、
茹で小豆
■ 作り方
① 鍋に粉寒天と水を入れて火にかけ、完全に煮溶かす。これを耐熱容器に三等分に流し入れ、ジュースと牛乳をそれぞれに加える。良く混ぜて冷やし固める
② 果物各種は今までの様に皮や種を取り、サイコロ大に切り分ける。
③ 冷やし固めた三種類の寒天も、果物と同じ大きさに切り分ける。
④ 器に寒天と果物を盛り合わせ、茹で小豆を散らす。ぶどう、またはりんごのジュース(お好みをチョイス)を注いでから、いただきましょう。