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September 05, 2009

「芋茎(ずいき)」を使って・・・「酢の物」と「スープ」

現代っ子センターの料理講座  2009年9月
【九月の料理】「芋茎(ずいき)」を使って・・・「酢の物」と「スープ」                                 P1040008 
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!-

●芋茎(ずいき)について・・・里芋の茎
 今が旬の野菜です。茎の切り口に”はす”のように穴がたくさん開いているので「はすいも」とも呼ばれます。また「いもがら」とも呼ばれます。 あまり馴染みのない野菜かと思いますが、味の強い野菜ではないので「酢の物」・「汁物」・「煮物」など、色々な料理に使えます。ずいきの皮は手も汚れずにスルスルと面白いように剥けます。ぜひ子どもさんと一緒にやってみましょう。

■今回の『芋茎の下処理と使い方』
①下処理:表面の皮を手で剥く。次に両端の乾燥した部分を切る。
②使い方:太い部分の2/3は、薄切りにして「酢の物」。
細い部分1/3は、食べやすい輪切りにして「スープ」。

■基本:芋茎(ずいき)の酢の物
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材料
ずいき 2本分(※上記『芋茎の下処理と使い方』を参考に用意)
きゅうり 1本 または 茄子かゴーヤ 1/2本
ちりめんじゃこ 大さじ2            
生姜一かけ(細切り)

塩 適量
米酢 大さじ2くらい
三温糖 小さじ1~2くらい

作り方
①芋茎は皮を剥き薄切り。キュウリも薄切り。ボウルに移し、塩少々を振る。最初は手で優しくフワフワと混ぜ、塩が廻ったら軽く摑むようにして揉む。そのまま暫く置く。

②しんなりとして水分が出てきたら、水気をしっかり切る。
ちりめんじゃこ・細切りの生姜・米酢・三温糖と塩少々で調味。ちりめんからの塩気を考慮して調味する。しばらく置いて味を染ませたころが食べごろ。

※「キュウリ」の代わりに「茄子」や「ゴーヤ」を使う場合・・・芋茎とは別の器で塩もみをして絞った後に、一緒に合わせて調味する。

■応用:芋茎(ずいき)・オクラ・きのこと豆腐団子のスープ 
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材料 3-4人分
豆腐団子
 木綿豆腐 1/2丁(約200g)
 鶏ひき肉 100g
 オクラ 2本 (みじん切り)
 片栗粉 小さじ2 、 
 塩、酒、生姜のすりおろし (各)小さじ1

だし
 水 4カップ 、
 昆布 15cm、 干し椎茸 5-6枚 (※昆布と椎茸は、予め分量の水に浸しておく)
 酒 1/4カップ 、
 しめじ 1パック(軸を落として子房に分ける)

ずいき 2本分(※上記『芋茎の下処理と使い方』を参考に用意)、
オクラ 2本(食べやすい大きさの輪切り)、
三つ葉 適量 、
卵 1個

調味料 : 塩 ふたつまみ、ナンプラー、醤油 (各)小さじ1 (※ナンプラーが無い時には塩で味を調整する) 

作り方
① 豆腐団子を作る : ボウルに材料を入れて、手で良く練り混ぜる。茹でるまでの間、冷蔵庫に入れておく。

② ダシを取る : 昆布、椎茸、浸しておいた水と酒、しめじを火にかける。沸いてきたら昆布と椎茸を取り出す。 
※ダシ汁から取り出した椎茸は、冷まして軸を落として4等分に切り分けてからダシ汁へと戻す。      

③ 団子を茹でる : だし汁に①をピンポン玉大の大きさに丸めながら落としていく。一煮立ちしたらアクを取り、調味料で味付けする。

④ 野菜類・溶き卵を入れる : ずいきとオクラを入れる、最後に溶き卵を流しいれたら火を止める。器に盛り、三つ葉を添える。

【参考】食べる時にお好みで「カボスのしぼり汁(または季節の柑橘類)」「ラー油」「ポン酢」などをかけると、一味違ったスープを味わえます。

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