昆布と野菜のだしで、主菜と副菜
現代っ子センターの料理講座 2009年11月
【十一月の料理】「昆布と野菜のだしで、主菜と副菜」
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう!-
材料
昆布15cm
玉ねぎ2個
にんじん1本
水2ℓくらい
作り方
① 昆布は洗って2cm角に切る。玉ねぎは皮をむいて縦横4等分に切る。ニンジンは皮をむいて縦に等分、
さらに2mm幅の斜め切り。
② 鍋に水と材料を入れて火にかける。アクを取りながら、野菜と昆布が柔らかくなるまで煮る。
①和の汁物(すまし汁、味噌汁 など)
②洋の汁物(コンソメ、トマト味やミルク味のスープ など)※使う時は昆布を除く
③和の煮物(根菜煮、肉じゃが、葉野菜の煮浸し、ぞうずい など)
④洋の煮物(カレーライス、トマト味やミルク味のシチュー、リゾットなど)※使う時は昆布を除く
■主菜「赤魚の味噌煮」(2人分)
材料
赤魚(半身)2枚
カブ1個
ネギ(白い部分)1本分
生姜の薄切り6切れ
調味料
「昆布と野菜のだし汁」
(汁のみ・実は除く)1カップ強
酒1/2カップ
味噌 大さじ3、
ヨーグルト・みりん(各)大さじ2
つくり方
①赤魚は1切れを半分に切る。皮目の真ん中にバッテンの切り込みを入れる。ざるに並べ、熱湯をかけ、冷水で洗う。
②カブは皮をむいて縦2cm幅に切る。ネギは3~4cm幅に切り、網焼きにして表面に焼色を付ける。
③鍋にダシ汁・酒・しょうがを入れて火にかける。沸騰したら魚を入れて煮る。アクを取り、カブを入れる。
④味噌・ヨーグルト・みりんを合せ、だし汁でのばして加える。落とし蓋をして中火で5~6分間煮る。
⑤煮上がりの頃にネギを加えて火を通す。
※赤魚・・・ベーリング海・アラスカ湾・アイスランド近海で漁獲されるカジカ目カサゴ科の魚。味に癖が無く扱いやすい魚です。定番の煮付けのほかに、汁物の具(すまし汁・ブイヤベースなど)、から揚げ、あんかけ、酒蒸し・・・などにも良く合います。
■ 応用
① 赤魚を白身魚(たら・たい)や生鮭などに替えても良く合います。
② さば(筒切り)に替えても良く合います。その際、さばは身が厚いのでダシ汁と調味料をもう少し多めにして下さい。また、煮る時間をかけてさばに味を含ませて下さい。
③ カブを大根・焼き豆腐・厚揚げなどに替えても良く合います。
■副菜「カブと里芋入り野菜スープ」(2人分)
材料
「昆布と野菜のだし汁」
(実とだし汁を合わせて)汁椀に3杯分くらい
カブ1個
里芋4~5個
ベーコン2枚
調味料
酒1/4カップ
塩・コショウ(各)適量
薬味
細ねぎの小口切り・柚子の皮の千切り
作り方
① カブは皮をむいて縦八つ切り。里芋は洗い、かぶる位の水と共に電子レンジ(500w)2分間かけた後、
皮をむいて半分に切る。ベーコンは2~3cm幅に切る。
② 鍋にベーコンを入れて火にかける。良い焼き色が付いたらカブを加えてざっと炒める。酒を加えて、鍋底のこげを木ベラでこそぐ(これもスープの旨味になる)。
③ 「昆布と野菜のだし汁」と里芋を入れて煮る。汁を味見してから塩・コショウで調味する。
④ 器に盛り、ねぎと柚子を添える。
■ 応用:ベーコンをソーセージやハムに、里芋をサツマイモに替えても良く合います。