現代っ子センタ-の料理講座:9月のお菓子「ふっくら煮豆」
現代っ子センターの料理講座 2010年9月
【9月のお菓子】:ふっくら煮豆
-ひとつのレシピを基本に、たのしくおいしく変化できるレシピも考えてみよう
■ポイント
①「ほっといて味を含ませる」
今回は『豆を長時間コトコトと煮る』手間を省きました。煮汁の中で豆を自然に冷ます時間を利用して味を含ませます。その間、煮汁から豆が顔を出さないように、表面を耐熱紙(クッキングペーパー)で覆っておきます。
②「砂糖の種類」
好みの砂糖で構いません。その際、砂糖により甘味に差がありますので適宜加減して下さい。
■材料(作りやすい量)
金時豆 300g
水 豆が浸かる位
砂糖 豆の1/3量くらい(好みで加減)
醤油 小さじ2
重曹 ひとつまみ
■作りかた
①鍋に豆とたっぷりの水(分量外・豆の3倍位)と重曹を入れる。そのまま2-3時間置いておく。
②鍋を火にかける。ひと煮立ちして茹で汁に豆の色が出てきたら、ざるにあける。
③再度、鍋にたっぷりの水を入れて中火にかける。蓋を少しずらして被せ、静かに茹でる。茹で上がりの目安は、指で摘んでようやく潰れる位。茹で上がったら火から下ろしておく。
※④の直前まで煮汁の中につけておく。
④別の鍋に水と砂糖の1/3量を入れて弱めの中火にかける。砂糖が溶けたら、③の豆の水気を切って加える。暫くしたらアクが出てくるので、小まめに取り除く。時々木ベラで上下を返す。
⑤アク取りが一段落した頃に、2回目の砂糖を加える。火を弱め表面に耐熱紙で蓋をして15分間ほどコトコト煮る。時々木ベラで上下を返す。
※常に豆が煮汁に浸かっているように。煮汁が少なくなってきたら湯を足す。
⑥耐熱紙を外す。3回目の砂糖を加えてひと混ぜする。最後に醤油を加えてひと煮立ちしたら火から下ろす。耐熱紙を被せる。鍋蓋もかぶせてそのまま冷めるまで置いておく。冷めたら、蓋の内側と耐熱紙の表面に付いた水滴を煮汁に落とさないよう注意しながら外して、容器に移し入れる。
■応用
①色々な豆で作ってみよう
金時豆を「手亡豆、花豆(白や紫)、とら豆」などに替えて同じ作りかたで作ることができます。今から何度か作ってみて、お正月のおせち料理にぜひ加えてみましょう!
②茹でた豆を料理にも使ってみよう
茹でた豆を少し取り置いて、料理にも使ってみましょう。今からの季節には、シチューなどのスープ料理がおすすめです。
【例】蒸し野菜と白菜・豆のトマト煮(2008年12月) ※このレシピでは「茹で大豆」になっています。他の豆でも作り方は同じです。